最近のテレビ広告に思う
最近のテレビの健康に関する宣伝はヒドイ。 殆ど効果がないか、 場合によっては害があるものばかりです。 いわゆる健康で広告塔になっている人は、もともといわゆる健康で丈夫な人ばかりであります。 例えば、 草笛光子さん等、 90歳になってナイスデイなる健康器具に乗っていますが、 90歳になってあんな器具に乗れる人は殆どいないと思いますし、乗れたとしても継続して歩くしぐさのようなことを出来る人は殆どいないと思います。
人間の体は驚くほど大変合理的で無駄のないように出来ています。
しかし、未だに進化 (退化かもしれませんが)しています。 病気の時は別ですが、食物など体に貯蔵できないもの特にサプリメント、 ビタミン等は余計に摂取しても大小便として排出されるだけであります。 現在のような飽食の時代に簡単に摂取するのは体が怠けるだけであります。 例えば、 特にステロイドホルモン等は治療のためには別ですが、 人工的な合成したものを投与すると、 本来のホルモンの分泌する量が減ってしまうので、 短期間だけ使う場合は大変効果的で良いですが、継続して使うとなると医師の指示が必要です。 大量に使用すると副腎皮質からのステロイドホルモン分泌量が低下して、ステロイドを止められなくなります。 糖尿病の場合も、一度インシュリンを投与すると、インシュリンを離せなくなるわけです。
又、 運動も何もしないでいると体がなまると言いますが、高齢者が一週間も病気で寝ていると歩けなくなることはよく知られているところです。 若いうちならともかく、高齢者になったら今迄の生き方を変えないで、余計なことは何もしないことです。 元気で70才近くまで生きたということは、 今までの生き方は合格点だと思います。 今まで通りの生活で、 健康の維持増進のために、新たに何かやる必要はないと思います。